葬儀

葬儀は誰のためにするのか?

今までは葬儀は「残された者が死者を弔う儀式」と考えられてきたように思う。しかし、最近では「自分自身を弔う儀式」と考える方も多くなり、生前葬や故人の意志として葬儀の指示を遺言していかれる方も増えてきています。

密葬・家族葬・直送(通夜や葬儀は行わず、直接火葬にする)・散骨、宇宙葬(故人の遺骨等をカプセルなどに詰めてロケット等に載せ、宇宙空間に打ち上げる散骨の一形態)・植樹葬・音楽葬・お別れ会として個人をしのぶ会などと、種々の死者への弔い方があります。

直送にすれば20万円弱で葬儀ができます。お花その他の費用を入れても30万円程あれば足ります。NHKでも直送が取り上げられました。参考にされると良いと思います。

こうした傾向は、人間が誕生する際には自分で人生スタートの意志を伝えることはできないが、せめて自分の最後は自分らしく幕を引こうと考える方が多くなってきているためではないでしょうか?

又死後に高額なお金を使うより、生きている間に有効なお金の使い方をしたいと考えるようになってきたのではないでしょうか?

ベニヤ板に人絹の白い布を張っただけで、高額な費用を請求する葬儀屋さんや互助会(発足当初の理念とは違い、当初30万円くらいの入金をさせて葬儀終了後150万円だ200万円だと吹っかけられることが多い。契約の中身によっては解約時に香典返しの品で、と書かれている場合には現金は戻らない。私の依頼者はあちこちたらい回しの末、当事務所で内容証明を送付し、幸い入金した30万円の8割は取り戻すことができました。名前に騙されてはいけません)

冬の寒い日の通夜や、真夏のうだるような中での告別式に参加して、倒れる方も結構いらっしゃるようです。相続人の見栄は「故人の意思により」で救われている例も多いのではないかと推察いたします。

葬儀というものに関して考え方に変化が生まれた要因としては、核家族化、長寿社会、少子化という時代背景が大きく関与していると考えます。

先の読めない時代、何が起こるか判らない老後のことを考えると、お金は本当に必要なものにかけるべきだと思います。